だから私は1人でやる
- Le Ballon
- 2022年4月2日
- 読了時間: 2分
更新日:1月30日
私もひっくるめて料理人さんは、良くも悪くもこだわりが強いです。オーナーとして厨房に立たずに洋食業態をやるとまずシェフの得意分野ジャンルで大きく店が変わります。イタリアン思考のシェフだと、パスタに重きを置きます。フレンチだと肉に重きを置くようになります。
前店舗はバル業態でしたが店の方向性が二転三転したのはこれが理由でした。それは歴代のシェフの良さを引き出す為の配慮だったんですが、一番困り物だったのは、過去からずっと来店されてるお客様に対してでした。
あれ?前からあったあのメニューはどうしたのとか?ちょっと味変わったのとか??そんな時、満面な笑みでいつも店がリニューアルしましたと適当な事を言ってましたが、、、まぁーそんな事言っててもやがて、もたなくなります。
4年が経った辺りから私はカウンター、ホールから厨房に立ちました。人手不足でいつも、悩みましたが寧ろ俺こっちの方がいいかもと思ったんです。
自分が全部背負った方が自分にとっては楽だったのです。って訳で6年やった前店舗を一旦閉店して新たにビストロ業態として今の店に変えました。そうすると、今度はホール問題に打ち当たります笑笑そこで3年目から、ホールに戻り再びシェフを立てるのですが昔のジレンマにまた戻りました笑結局両方やれるようにしようになりました。
察しの効く人なら、分かりますよね??
誰かに委ねて任せ無いといけないそれが経営者ですが笑笑、私は恥ずかしながらどうやら出来ないみたいです。経営者になりきれなかったのです。飲食店の社員雇用はハードルが高くなりました。
ただ、何故店をやり続ける?
それは、この仕事に誇りを持ってるからです。
その結果私は店を小さくしました。
これが現在のle ballonです。