今の店を開業する前にロクに言葉も喋れないのにも関わらず、私は勢いとノリだけでフランスを1ヶ月間旅しました。行きと帰りの、航空券だけ買って後は、その日の宿はbooking.com頼みで安宿探して宿が見つからない時は、一日中街を彷徨ってました。長い事、フランスに居ると日本で気づかないある事に遭遇します、それは人種差別です。微妙にアジア人って蔑ろにされるんです。
あからさまにフランス人とアジア人で対応が違うんです。それは、仕方ない事なのかもしれません
まぁー満足に言葉が話せない訳で相手にされ無いのも自分に原因があるかと思いますが、、、にしても
(フランスの全ての店がそうではありません)
そんな、プチフラストレーションが続いたさ中で見つけたのが
パリの13区にあったchez gladinesが、私にとって私の人生で最高の3つ星レストランです。この店のいい所は本当にありえない位ガッツリのボリュームと安くて、接客が普通なとこでした。しかも、この店の駅近辺が何処か綾瀬2丁目界隈ぽくって一気に親近感を覚えたんです。その接客の(普通)が一番大事なポイントです。
肌の色、人種関係なく、ただもてなそうだったり、楽しまそうとする優しさに私は心打たれました。周りを見ると、馴染みの常連客観光客だったり、色んな人種がその店で、思い思いの楽しい時間を過ごしてました。
そこで、食べた写真のピペラード、パテドバスクは一生私の記憶に残る事でしょう。味は確かに美味かったのですが私がここで言いたい事何より、大事なのは(そこで過ごしたその価値ある時間と空間)でした。