集落の伝統的家屋では秋になると家の正面(ファサード)やバルコニーなどにトウガラシの飾りつけを行なう風習がある。毎年10月にトウガラシ祭り(Fête du piment)が開かれる。
昨日行ったサン ジャン ピエ ド ポーよりは非常にこじんまりとした村なので1時間で回れてしまうのだ。
今回の旅で都市部よりも寧ろ村に惹かれた私はこのバスク地方の奥地の村がどういう所か知りたく行ってみる事にした。朝8時50分のバスでエスプレットへ向かう、フランスの地方の長距離バスは何処へ行っても本当に安い、
今回もバイヨンヌから1時間掛かる距離にも関わらず片道たったの2eは本当にありがたい。しかも乗客は約80人乗りのバスに私合わせて、3人しか乗っていなかった。
この3日間完全に晴れた日は一度も無く今日も9時30分迄の段階で降りの強い雨だったが山を登るにつれ晴れ渡り、10時を過ぎると1日中晴れ渡ったのだった。村に着くと、昨日のサンジャン ピエ ド ポー同様建物の窓が赤で統一されていて
この村では赤以外の建物は見かけなかった。
今回の旅で強くフランスに対して感銘を受けている事それは、街の建物に対しての統一感だ、村、街が綺麗に整って見える事だ、それとこのバスク地方の建物の赤色が少々黒みがかった赤で私好みの色だった。何というか、1人1人の美的感覚がこれ程優れてるのは非常に感心である。
建物によっては大量の唐辛子を吊るしてる店も多く、ちょっと異様な光景ではあった。
帰りのバスが1時間後だったが1時間以内に村は回れて、ひとまずバイヨンヌへ戻る。
お次はサン ジャン ド リューズだ、実言うと私はここで宿を取りたかったのだが相場が高過ぎて、バイヨンヌで宿泊したのだ
このサン ジャン ド リューズとビアリッツはフランスの中でも屈指の高級リゾート地で夏場になるとフランス以外にもヨーロッパ中の金持ちが集まる場所なのだ
まず到着するなり思ったのは、一件一件の建物の白壁が非常に綺麗で街は今迄バスクで訪れた街でずば抜けて洗練されてるのだ、
それと海バスクだけありレストランのメニューも魚介が豊富過ぎる位整っているのは、他の地方と大きく違う点とやはり高級リゾート地だけあり価格の相場も今迄訪れた地の中でも3本の指に入る位だった。
海の潮風が気持ち良く海岸線を歩くと、ヨット、ボートが立ち並ぶ場所があったりマリンスポーツを楽しんでる人がいたり、砂浜でゆったり寛いでる人がいたりと、みんなそれぞれの時間を楽しんでいるのが印象的であった。
街の色は赤が多いがマバラに青、緑があり特に白壁と青窓の建物は調和が素晴らしく、今の季節にぴったりで見てるだけでも清々しい気分になるのだった。
写真であまり再現されて無いのは残念だが、店の外壁をこういう感じにしたいなぁ〜と思ったのだった。またお土産屋さんも、充実していてバスクリネンのお店だったり、バスク特産のサンダル屋さん等女性受けしそうな店が立ち並んでいたのだった。
帰りの電車に乗るとお次は隣駅のビアリッツに向かうが、
ここが予想して無かった展開で、ビアリッツ駅から中心街迄歩いてもなんと40分掛かり、後から知ったのだがバイヨンヌからバスで向かう行き方がベターらしかった。着いた頃には帰りのバスの本数が少ないので満足に回れ無かったのと、
サーフィンの大会があり砂浜は混んでいて、疲労感もありで軽く歩いて帰る事にした、
ここは日本でいう湘南、御宿のようにサーフィンのメッカでフランスのカリフォルニアとも呼ばれてるらしい。建物も街も洗練されており、若干モナコに似てる感があったのだった。
今日は本当に相当な距離を歩いたので帰りのバスでは足が棒になりぐったりだったが充実した疲労感であった。
今日の一曲
Star light /Minus 8