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今日は11時にボルドー到着



フランスに来て一番暑い日でボルドーは最高気温が29度そんな暑い中10kgのバックパックを背負い冬物のPコートを来て街を散策。今日はブッキングしたホテルが17時チェックインという事を知らなく、ボルドー駅で荷物が重くて預けようと試みもするも、上手くコミュニケーションが取れず仕方無く重い荷物とPコート小さいカバンを肩に掛けボルドー市街を散策する。

 

流石はプチパリ、月の港と言われる街ボルドーだ!

 道幅が大変広く、街もスケール感があり綺麗だ、ボルドーと言えばのブルス広場、水鏡がある通りはゴージャスさがあり。圧倒される



 が10kgの荷物を背負い30度近い暑さで2時間歩きっぱなしの私は、体力的に辛くなり暫く、カンコンス広場付近で休憩を取る

 

時計の針が3時半になると、歩くのが嫌になり、4時ならホテルも入れてくれるだろう…。と軽い気持ちで宿泊先のトラム駅のLa Maregue駅へ向かう為トラムマップを見ると


 

今日もまた遠い(汗)中心街から14個目の駅だった。トラムは中心街を抜け坂を抜けてくと

街の名はcenonと言う場所に変わり、昨日のトゥールーズと一緒で高速道路近辺を走ってく。

 

更に行くと街と言うよりベットタウン的な街に移り、この辺りになると都市部とは明らかに歩いてる人が変わり、アラブ系やら黒人やらが多い地域になった。もともとフランス自体が色んな移民を受け入れる懐の深い国なんでこの街自体も色んな人種がいる。因みにアジア人は本当に数が少ない。(かといって貧民街とかそういう場所では無い)

 

駅に着くと、そこから500m程歩いた所が今日の宿泊先クイックパレスだった。途中陸橋を渡るが下は高速道路なのだ!



昨日のトゥールーズも然りだが、どうやらフランスでも中途半端に大きい街だと予算抑え目で探すと駅近は高級ホテル、安くて3つ星で、リーズナブルな所は皆無でこういった郊外になってしまうらしい…。

 

同じ予算でも、パリ、リヨン、ストラスブール、ニースの時は駅から500m以内でも沢山あったのに…。

 

ホテルに着くと扉が閉まってた。

そりゃそうだチェックインが1時間前出し…。しかしドアから中を見ると受け付けの人はいるので軽くノックすると開けてくれた。予想通りチェックインは

17時だったが優しい人だったので部屋を用意してくれた。



疲労と暑さで暫く小休止すると、再び街に向かう、その時は目が慣れた性かあまり遠さを感じなかった。(よくよく考えたら25分位なんで、まぁ、良しな方かもしれない。)

 

市街に着くと、観光名所を何箇所か周り



ご飯にするも、郷土料理系が無く、スタイリッシュなフレンチイタリアンばかりで、入りたい店が無かったので、今日もブーランジェリーでパンを買って、食べ歩きながらホテルへ帰る。

 

あんまりボルドーも郷土を感じられるレストランは無さそうだ、ひとつ発見があるとすると、トゥールーズでもそうだったが南西地方に入ると、アラブ系の人が多い性か、クスクスをメニューで良く見かけるようになった。

 

今日は暑さとの戦いの一日であった。

 

 Bye bye black bird / Julie london













フランスに来てから3週間になるが今日は3本の指に入る位地味な日だった。 昨日のカルカッソンヌとその宿泊先が凄く気に入ったので、今日はそのまんまカルカッソンヌで留まるか、トゥールーズに向かうか悩んだが、明日のボルドーのアクセスを考えるとトゥールーズの方がいいという事で今日はトゥールーズに向かう

 

トゥールーズはフランスの南西地方でもっとも人口の多い都市だ、今日はトゥールーズの宿泊先までの道中がネタになるので、最初にその話をすると、

 私は今までホテルはアクセスを最優先、その次は予算で決めて来たが、残念ながら今回のホテルはアクセスは非常に中心から離れてて驚いてしまった。それでもまだこのホテルはいい方なので、今回は恵まれてなかったとしかいい様が無い。

 

いや寧ろ今までのホテルが恵まれ過ぎてたのかもしれない。

 

まずはトゥールーズの駅を降りてからメトロに向かうとMetro B線の終点ラモンヴィルで下車、これはトゥールーズ駅から11個目の駅だった



ここから地上に出てからが驚いた完全に郊外に来ていて、街というよりは、高速道路の乗り場付近で車が速い速度でビュンビュンと走っていた。



少々不安がよぎり更に暫く歩くと公園が広がっていて


地図通り進んだ場所に今回の宿泊先のhotel F1.comがあった。この間約800mだ、真夜中は少々ぶっそうだ…。



手続きをすると私の名前が無く、良く見てみると何故かカタカナで表記されてたらしく。(これは前のホテルでも突っ込まれたが原因は今日解決)本人確認で少々手こずる。

 

部屋に入ると昨日のホテルの半分でトイレ、シャワーが共同だった。



やれやれと思いながらも、中心に向かうと約40分掛かる、この時点で段々心が折れる。市街を観光するも昨日のカルカッソンヌが良過ぎたせいで、はっきりいってあまり面白い場所も無く



 普通の地方都市だった。とはいってもこの街の旧市街はレンガ作りの家がたち並び綺麗であった

このレンガ作りが夕日に輝く様子からバラ色の街と呼ばれてるらしいが私は別にだった



それともう一点写真の道路標識が他の街には無い特徴でどうやらフランス語とオック語で書かれていた。



それとこの都市のカスレも有名だが中心街のレストランはカスレのカの字も無かった。なんとなくだが今日は街との相性も良く無いので、その後は今後の旅程をじっくり考える時間に回した。

 

毎日がいい日ばかりでは無いのでこういう日もあってこその旅だ。今日は早寝で明日のボルドーに備える事にする。

 

今日の1曲

Blowin' in the window / Bob Dyran





カルカッソンヌ、この言葉でピンとくるのであれば、その方は相当なフランス通の人だ。今日はアルプス、ローヌ地方から南西側に移動し、ラングドック ルーション地方のカルカッソンヌ地方を目指す。

 ここに来るまで、この地方に対して私が知ってる知識と言えば、郷土料理のカスレが有名とリーズナブルなワインが多いというだけで、カルカッソンヌに関しては城塞都市と言う認識しか無いままこの街に来た。

 

今日は朝9時36分の電車でリヨンに別れを告げ12時53分にカルカッソンヌに無事到着



 ここからたった100m程の距離の、ホテルブリストルに着く、今回の旅始まって以来初の3つ星ホテルだ、ここは早割で予約した事もあり、正規より2000円程安く泊まれたのだった。



このカルカッソンヌの主な観光スポットは駅から25分程のシテに集約されている。 ホテルに荷物を置くと真っ先にシテに向かう。前日迄の3日間割と都市部にいた私にとってはカルカッソンヌは非常に人も少なく、アジア人にも優しく、街も綺麗で心地よい気分にしてくれる街で直ぐにこの街が好きになった。

 

私は今回の旅は田舎街に居心地の良さを感じる、何故ならそれは都市部に比べてアジア人にも優しいと言う事と、必要以上の警戒心を抱かなくてもいい事が一番大きい。

 

シテ迄の間の道中、今日は日曜日と言う事もあるのか、本当に人が少なくほぼ街を独占してるような感覚だ、それと何よりも天気が3日振りの快晴で気分がいい



シテが近づくに連れ、まるで現代から中世にタイムスリップしてるような気分になった



さてこのカルカッソンヌを少しだけ説明すると、その昔カール大帝がこの都市の攻略をあきらめ退散するときに、当時街を治めていたカルカス (Carcas) が勝利の鐘を鳴らした (sonner) ことに由来するという伝説がある。またこのときに篭城した市民が家庭に残っていた食材である豆、雑穀、豚や腸詰や鴨などの鳥獣肉を持ち寄りまとめて大鍋に入れ煮込んだものがカルカソンヌの名を冠したカスールという鍋料理:カスレのルーツになったと言われている。

 

古代ローマ時代から発達した城塞都市であるシテ(cité, またはville haute)と、オード川をはさんだ向かいに展開した下街(ville basse)との二区画からなる都市である。シテを覆う城塞は19世紀に建築家のウジェーヌ・エマニュエル・ヴィオレ・ル・デュクにより修復されており、シテは「歴史的城塞都市カルカソンヌ」の名で1997年にユネスコ世界遺産に登録された。

 

シテの入り口に立つと本当にタイムスリップをした気分であった、それと中は昔のままなのかと思っていたが、都市として機能している事に驚いた、流石にこういう場所だけあって観光客は相当な数いたがそれでも規模が大きいのもあって、落ち着いて観光出来た。



他の都市と比べるとスペイン的な匂いを感じる街でもあった。それはスペインの国境に近いのも関係してるのもあるし、スペイン人の観光客も多かった。このシテは見るとこ全てがシャッターチャンスな位見所が多くて、いつもよりカメラのシャッターを押すケースが多くこの瞬間の時間の流れは早かった。



17時になるといったん休憩でホテルに戻り18時半には、カスレを求め再びシテへ向かった。今日はle ploと言うお店に入る。



内容は16.5eのコースにエヴィアンエスプレッソだ。

 

内容は

前菜   ブータンノワールの冷製テリーヌ

メイン   カスレ

 

ブータンノワールとは、これは先日のリヨンの郷土料理で食べそびれてしまったが、豚の血と脂によるフランスの腸詰の一種で血を使っているのでブラッドソーセージの一種になる。一般的にはニンニク、タマネギ、パセリと柑橘類の香料が調味料として使われる料理だしっとり仕上がっていて、血生臭さも無く焼きりんごと相性がよかった。本来ソーセージ型で出すが、こういう出し方の方が馴染み深いかもしれない、是非店でも試してみたい一品だ。



カスレとはフランス南西部の豆料理で豚肉ソーセージや羊肉、ガチョウ肉、アヒル肉等と白インゲンマメを、料理の名前の由来にもなったカソール(cassole)と呼ばれる深い土鍋に入れ、長時間煮込んで作る豆のシチューあるいはキャセロールである。地方により様々なバリエーションがあるが、有名なのはカステルノーダリのものとカルカソンヌのもの、トゥールーズのものである。カルカソンヌではヨーロッパヤマウズラのブレゼが加わる場合があり、フォアグラの名産地トゥールーズではガチョウのコンフィが加わる。この3つの地方の住民の間では、どれが本来のカスレかという議論が絶えないと言われている。この店のカスレは鴨のコンフィ、トゥールーズソーセージ豚の皮が入ったタイプで汁気が若干多くインゲン豆が煮崩れてるスタイルで、アクセントに香辛料を入れているのがポイントでインゲン豆の量も多く私が作るカスレの3倍位入っててカスレのお手本を見せて貰った気分だった。



最後のクレームブリュレは、量ががっつりでどちらかと言うと片目で表面をキャラメリーゼしたプリンの様であった。



それから街を再び散策して夕焼けに当たった雄大なシテを何枚も写真に収めたのだった。



今日の一曲

Birds eye view / Muthspiel Gregoryan Towner (From a dream 2008)

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